初めてのDartプロジェクト

前回のレッスンでDart環境を構築し、Dart SDKのインストールが完了しました。今回の授業ではDartプロジェクトを作成します。

Dartプロジェクトを新規作成

  • ターミナル(CMD)でプロジェクトフォルダを作成して移動します。Dartプロジェクト専用のディレクトリ配下に作成可能です。例:C:\dartdemo
mkdir dartdemo
cd dartdemo
  • 作成コマンドを実行し、コンソールテンプレートをもとにfirstdartプロジェクトを生成します。下記コマンドでfirstdartというコンソールアプリを作成します。名前は任意に変更可能です。
dart create firstdart
コマンドの役割

dart create firstdart はfirstdartというコマンドラインプロジェクトを生成し、標準ファイル・ディレクトリ一式を自動作成すると同時に、pub getを実行して依存パッケージを取得します。

作成後のプロジェクトファイル構成は以下の通りです。

自動生成される主要ファイル
  • .gitignore:Gitの除外設定ファイル
  • analysis_options.yaml:コード静的解析ルール
  • pubspec.yaml:プロジェクト設定・依存リスト(Dartプロジェクトの核心設定ファイル)
  • bin/firstdart.dart:アプリ起動エントリーファイル
  • lib/firstdart.dart:業務ロジックライブラリ
  • test/firstdart_test.dart:単体テストファイル

最初のDartプログラムを実行

  1. プロジェクトサブフォルダに移動
cd firstdart 
  1. 実行コマンドを実行
dart run
  1. 正常実行時の出力結果
C:\dartdemo\firstdart>dart run
Building package executable...
Built firstdart:firstdart.
Hello world: 42!

C:\dartdemo\firstdart>Code language: CSS (css)

ネットワークの問題で実行できない場合はプロキシを設定してください

CMDを開き、環境変数を設定します

set PUB_HOSTED_URL=https://mirrors.tuna.tsinghua.edu.cn/dart-pubCode language: JavaScript (javascript)

上記コマンドは環境変数を一時的に設定するもので、GUI画面から直接設定することも可能です

set PUB_HOSTED_URL=xxx一時セッション変数で、現在のCMDウィンドウのメモリ上にのみ存在し、システムレジストリに書き込まれません。そのためシステム「環境変数」GUIパネルには表示されず、CMDウィンドウを閉じると変数は消去されます。

永続的に有効にしたい場合はsetをsetxに変更して実行します

C:\dartdemo\firstdart>setx PUB_HOSTED_URL "https://mirrors.tuna.tsinghua.edu.cn/dart-pub"

SUCCESS: Specified value was saved.

C:\dartdemo\firstdart>Code language: JavaScript (javascript)

設定後、環境変数画面で確認できます

コードを編集し再実行

1. ファイル概要

bin/フォルダには実行可能なエントリーコードが格納され、bin/firstdart.dartがアプリ全体の起動ファイルとなります。

すべてのDartプログラムは main() 関数から実行が開始されます。

2. コードの編集
import 'package:firstdart/firstdart.dart' as firstdart;

void main(List<String> arguments) {
  print('Hello world: ${firstdart.calculate()}!');
}
Code language: Dart (dart)

編集後(インポート文を削除し、出力文字列を変更):

void main(List<String> arguments) {
  print('Hello, Dart!');
}

Code language: Dart (dart)
インポート文を削除

3. 再実行して動作確認

ファイルを保存後、再度 dart run を実行すると出力が以下に変わります:

C:\dartdemo\firstdart>dart run
Building package executable...
Built firstdart:firstdart.
Hello, Dart!Code language: CSS (css)

これでコードの変更が反映されたことを確認できます。

重要知識まとめ

  1. dart create プロジェクト名:標準化されたDartプロジェクトテンプレートを一括生成;
  2. dart run:プログラムをコンパイルし実行;
  3. bin/ディレクトリがアプリのエントリー、main() 関数がDartプログラムの実行開始点;
  4. pubspec.yaml はDartプロジェクトの核心設定ファイルで、依存パッケージやプロジェクト情報を管理します。

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