Dart SDK の役割

Dart SDK の役割

Dart SDK にはウェブコマンドラインツールサーバーサイドDartアプリ開発に必要な標準ライブラリと各種コマンドラインツールが一式含まれています。公式は最新安定版SDKのみ保守しており、各バージョンのサポート期間は公式サポートポリシーから確認できます。

なぜWindowsやAndroid向けの機能が含まれていないのか?これらのプラットフォーム開発にはFlutterフレームワークが別途必要だからです。興味のある方はFlutterチュートリアルを参照してください。

ヒント:既にFlutter SDKをインストール済みの場合、Dartを単独で導入する必要はありません。Flutterに完全なDart SDKが同梱されています。

システム互換要件

Windows、Linux、macOSの複数OS、x64・Arm64など各種ハードウェアアーキテクチャに対応。OSごとに最低サポートバージョンが定められており、古いアーキテクチャ・旧OSは段階的にサポート打ち切りとなっています。

Dartは以下のハードウェアアーキテクチャ・プラットフォームバージョンでDartコードの開発・実行が可能です。

システム要件

SDKのダウンロードとインストール

公式が複数のインストール方法を提供しています

  • OS標準パッケージマネージャ:公式ページGet the Dart SDKを参照
  • Dart公式Dockerイメージ
  • Flutterをインストール(Dart同梱):別記事Flutter Install – FoxDevelopを参照
  • アーカイブページから圧縮ファイルをダウンロードし手動インストール(本講座ではこの方法を使用
  • ソースコードからビルド

Dart各バージョンの違い

4つのリリースチャネル解説(Windowsを例に)

1. Stable 安定チャネル
  • 位置づけ:完全な動作検証済み、本番環境での使用推奨
  • 現在のバージョン:3.12.2、リリース日 2026-06-09
  • Windows x64 / ARM64両アーキテクチャ向けパッケージを提供。ハッシュ検証値と対応APIドキュメント付き
2. Beta テストチャネル
  • 位置づけ:安定版の先行プレビュー。新機能への事前適応・互換性テスト用、本番環境での運用禁止
  • 現在のバージョン:3.13.0-167.1.beta、リリース日 2026-06-04
  • Windows両アーキテクチャ向けパッケージと付属ドキュメントが用意されています
3. Dev 開発チャネル
  • 位置づけ:最新機能を先行体験可能だが不具合が多く、本番環境に不適切
  • 現在のバージョン:3.13.0-215.0.dev、リリース日 2026-06-18(最も更新が新しい)
  • Windows x64、ARM64向けインストーラーとAPIドキュメントを提供
4. Main メインブランチチャネル
  • 位置づけ:リポジトリmainブランチのビルド成果。コードは最新だがバグリスクが最も高く、実験開発専用、本番公開厳禁
  • 重要注意点:このチャネルのパッケージに公式署名がない。固定URLから直接ダウンロードする必要があり、ページにダウンロードボタンは存在しません。

手動インストール手順

ダウンロードページ Get the Dart SDK から、安定版・Betaテスト版・Dev開発プレビュー版・Mainブランチ版4種類の任意バージョンDart SDKを取得できます。各チャネルの違いは上記を参照してください。

プライバシーに関する案内

Dartツールは利用状況データとクラッシュログをGoogleに送信します。SDKをダウンロードした時点でGoogle利用規約に同意したものとみなされます;

コマンドで匿名データ収集のオン・オフを切り替え可能:

  • 統計送信有効:dart --enable-analytics
  • 統計送信無効:dart --disable-analytics

ここではStable安定版を例に説明します

公式サイト Dart SDK archive へアクセスし、プラットフォームとバージョンを選択してダウンロードします

下記URL内のバージョン文字列、アーキテクチャ部分を各自で書き換えて直接ダウンロードすることも可能です

https://storage.googleapis.com/dart-archive/channels/<stable|beta|dev>/release/<version>/sdk/dartsdk-<platform>-<architecture>-release.zipCode language: HTML, XML (xml)

上記リンクの <stable|beta|dev> を希望するチャネル名に変更します。安定版を取得したい場合はstableに置き換えます

https://storage.googleapis.com/dart-archive/channels/<strong>stable</strong>/release/<strong>3.13.0-215.0.dev</strong>/sdk/dartsdk-<strong>windows</strong>-x64-release.zipCode language: HTML, XML (xml)

上記と同じバージョンをダウンロードする場合はこちら:Dart SDK archive

Googleのサイトはリファラーによるダウンロード制限(盗みリンク防止)が設定されているため、記事内リンクをコピーしブラウザに貼ってもダウンロードできない場合があります。ダウンロード失敗する場合は直接公式アーカイブページへアクセスしてください Dart SDK archive

ダウンロード完了後のファイル名:dartsdk-windows-x64-release.zip

左図:解凍後のルートディレクトリ、右図:bin配下のファイル一覧。dart.exeがDartコンパイラ実行ファイルで、後ほど使用します。

任意のディレクトリに解凍しましょう。例:

D:\dev\dartsdk

次に内部のbinフォルダパス

D:\dev\dartsdk\bin

システム環境変数PATHに追加するだけで完了です。

筆者のPCには既にFlutterをインストール済みですが、手順の原理は同じです。

インストール正常完了の確認方法

全てのCMD・PowerShellウィンドウを完全に閉じ、新しいターミナルを開き下記コマンドを実行:

dart --version

画像のようにバージョン番号が出力されればインストール成功です。

任意設定:Google匿名統計送信を無効化(プライバシー設定)
dart --disable-analytics

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