
前回のレッスンでIDEを起動すると、既定で空のウィンドウのプロジェクトが開かれますが、まだ保存されていません。Ctrl + S を押して任意のフォルダにプロジェクトを保存してください。

保存後のプロジェクトファイルは上図の通りです。
backup フォルダ
自動バックアップ用ディレクトリで、ファイルの過去の複製が保管され、誤削除やコードの書き損じ時に復元可能です。
project1.ico
アプリケーションアイコン。コンパイル後、ソフトのウィンドウやデスクトップショートカットに表示されます。
project1.lpi
プロジェクト設定ファイル:コンパイルパラメータ、参照ユニット、プラットフォーム設定、依存パッケージなどプロジェクト全体の設定を記録します。
project1.lpr
プロジェクトのメインエントリーソースファイル。プログラムの起動点で、すべてのフォームユニットを管理します。
project1.lps
IDEセッション記録ファイル:前回開いたファイル、ウィンドウレイアウト、カーソル位置を保存し、プロジェクト起動時に編集画面を自動復元します。
project1.res
コンパイル済みリソースファイル。アイコンやバージョン情報など埋め込みリソースをパッケージします。
unit1.lfm
フォームレイアウトファイル。ウィンドウサイズ、座標、コントロール、タイトルなど視覚インターフェースの設定を保持します。
unit1.pas
フォームロジックのソースファイル。ボタンクリック処理、変数、関数など業務ロジックを記述し、対応するlfmファイルとペアで使用します。
unit1.pas
こちらがPascalのソースファイルです。Delphiと同じく、LazarusもPascal言語を基盤としています。
- Pascal:基礎プログラミング言語。文法が簡潔で、標準Pascalとオブジェクト指向のObject Pascalに分かれます。
- Delphi:商用クローズドソースIDE&コンパイラ。Object Pascalを使用し、Windows専用でVCL GUIライブラリが付属します。
- Lazarus:無料オープンソースクロスプラットフォームIDE。Free PascalコンパイラとLCLコンポーネントライブラリを搭載し、Delphi文法に互換性がありWindows/macOS/Linuxなど複数OS向けネイティブプログラムをビルド可能です。
一言でまとめると:Pascalは言語、LazarusとDelphiはそれぞれ別のIDE開発ツールです。