コメント

ワンポイントアドバイス

C、C++、Java、C#を学習済みの方は、このレッスンを飛ばして構いません。理由として、Rustのコメント記法はこれらの言語とほぼ同じだからです。

コメントとは何か?

人間向けの説明文のことで、コンパイラに無視されプログラムの実行に影響しません。

コメントの役割

  • コードの機能解説:閲覧者がコードを理解しやすくする
  • 作成情報の記載:各種ドキュメントを自動生成する際に利用
  • 一時的なコード無効化:コードを削除せず、実行させたくない場合にコメントで遮断
  • コードの可読性を向上させる

Rustのコメント記法(全3種類、うち2種を先に解説)

  • 一行コメント:// から行末までがコメント扱い
  • ブロックコメント:複数行にまたがるコードをまとめて囲む記法 /* ... */

コメントは学校の教科書に書き込むメモのようなもので、コードの理解を助けてくれます。

まず代表的な2種類のコメントを学び、後ほど3番目の記法を紹介します。

fn main() {
    // 一行コメントはスラッシュ2つから始まり、その行の最後まで続く
    // // より後ろの文字はすべてコンパイラに無視される

    // 例:この行のコードは実行されない
    // println!("Hello, world!");

    // 上記の//を削除してコードを再実行してみよう

    /*
     * ブロックコメントはコードを一時的に無効化するのに便利。下記を参照
     * 入れ子にも対応:/* こんな風に */、大量のコードを一括コメントアウト可能
     */

    /*
     * println!("Hello, world!");
     * println!("Hello, world2!");
     */

    /*
    補足:左側のアスタリスク(*)は見た目を整えるための記号で、
    言語の構文上必須ではない。省略しても動作する。
    */

    // ブロックコメントの開始部にスラッシュを1つ追加するだけで、
    // 対象コードの有効/無効を簡単に切り替えられる:

    /* <- ここにスラッシュをもう1本追加すると、下記一括コメントが解除される(/* の前に/を足して//* にするだけ、試してみよう)

    println!("今");
    println!("すべての");
    println!("コードが実行される!");
    // 内部の一行コメントには影響しない

    // */

    // ブロックコメントは式の途中に挟むことも可能:
    let x = 5 + /* 90 + */ 5;
    println!("`x` は10?それとも100?x = {}", x);
}Code language: PHP (php)

上記のコードをコピーして実際に動作を確認してみてください。特に「/* <- ここにスラッシュをもう1本追加すると、下記一括コメントが解除される」箇所を試してみましょう。

(解説:/* の前に/を追加して//* にすると、ブロックコメントの開始記号が無効になり、後方の// */ も一行コメントとして扱われる仕組み)

これにより一時的にブロックコメントが解除され、中のprintln文が実行されるようになります。

ドキュメントコメント

ドキュメントコメントは専用ツールでHTML形式の公式ドキュメントを自動生成でき、開発者が仕様を確認する際に便利です。こちらについては次回のレッスンで単独で詳しく解説します。

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